リサーチプランナー

真の生活者理解を追い求めて
新たな調査手法に
チャレンジし続ける精神
2005年 入社

PROFILE

約10年間、国内耐久消費財メーカーのハウスエージェンシー的役割を担うリサーチプロダクションでキャリアを積む。その後、2005年にDMIへ中途入社。

入社~現在
この十数年間で、生活者のライフスタイルに最も大きな変化を及ぼしたモノのひとつが「スマートフォン」であることに異論を唱える人は多くないはず。そうした「生活者理解」をテーマとした「モバイルプロジェクト」を担当。

現在の仕事

入社から振り返ってみると、マーケティングリサーチにとどまらず、新たなサービス開発支援など、様々な業務に携わる機会を得て、そのたびに自分自身も新しい知見を得ることができました。これがこの仕事の良さのひとつだと実感しています。その中でも、入社当時から一貫して担当しているのが生活者理解をテーマとした「モバイルプロジェクト」です。

携帯通信領域がこのプロジェクトの主戦場ですが、かつては数社の携帯キャリアだけだったプレーヤーもこの10年で大きく様変わりしました。特にそのプラットフォーム上でビジネスを展開する、ソーシャル(コミュニケーション)、エンタメ、コマース、C2C、フィンテックなど、事業者は枚挙にいとまがありません。

変化が早く、かつ大きく成長を続けるこの領域は、生活者のライフスタイルを一変するほどのインパクトがあります。同様に、プロジェクトの調査においても、かつてはスマートフォンのマーケット動向を定点観測していれば事足りていたものが、今では全く不十分だという状況にあります。

では、どうすればクライアントの「未来を創る」ためのお手伝いを果たすことができるのか。それは、与えられたテーマを探るだけでも、過去の知見だけでも、クリアできるものではありません。そこで必要なのは、好奇心を持って未知のテーマを探り、新しいことを考え続けるという「知的持久力」。常にこれが求められるのは、苦労でもありますが、醍醐味でもあるのです。「生活者の変化の兆しを見つけ出し、その少し先を予測する」、その様な生活者理解に終わりはありません。

印象的なエピソードを教えてください。

現在ではインターネットリサーチやグループインタビューのようなアスキングリサーチが調査手法の代表的なものになっていますが、社会インフラの進化に伴い様々なデータが手に入るようになった今、クライアントは時代に即した最適なソリューションを求めています。そうした背景から、アスキングリサーチに頼らない“ある領域”に関する測定手法を構築するプロジェクトをクライアントと一緒に立ち上げて進めています。

立ち上げ当初はクライアントと私のたった2名で、まだアイデアレベルからのスタートでした。分析対象となるアクチュアルデータ(購買履歴、視聴率、位置情報など)を探して外部企業と交渉を行ったり、データ分析のためにシステムの開発会社を探し、共に仕組みをゼロから検討・構築したり、また、先を見据えて「このサービスを使ってもらうためにはどんな施策を行うのがよいか」を実践したり…。いろいろ試行錯誤しながら、現在も真剣に楽しんでいます。気がつけば、今では関与者も十数名に広がりました。

他人の受け売りになりますが、「やらない理由を見つけることは簡単ですが、やる理由を見つける方が絶対に面白い」と私は思います。この方が、心身共に健全ですし、真剣に楽しんでいる場には自然と人も集まってきます。

こうしたリサーチだけにとどまらず、全く新しい経験で自分を高めていけるのは、DMIならではの良さだと感じています。

DMIの強みとは?

私自身、特殊ではありますが、十数年間同じプロジェクトに携わってきたこともあり、クライアントと近い距離で業務にコミットできることは、ひとつの魅力だと感じます。

業務上、マーケターやコンサルタントとコミュニケーションを持つ機会が多く、時にクリエイターや営業担当とも深く接する機会があり、そうした相手と、忌憚なく意見を言い合ったり、アドバイスをもらうことが多々あります。そのたびに、皆それぞれプロフェッショナル意識の高さを感じ、大きな刺激をもらうと同時に、私にもリサーチのプロとしての意識と自覚が求められます。しかし、こうして仕事を真剣に、そして面白がれるような方々と一緒に取り組めることはとても楽しくもあり、重要なモチベーションのひとつだと改めて実感します。そうして生まれたつながりから、また別のつながりが生まれることもあり、それも実に面白い。そういった環境を与えてくれるのが、DMIの大きな魅力です。

1日の流れ

  • 9:00 今日の予定確認&メールチェック

    前日の連絡事項やメールを確認して、直近の予定と照らし合わせながら、今日1日の動きを決めます。

  • 10:30 クライアントと打ち合わせ

    時に、早い時間に打ち合わせをセッティングしている場合は、カフェでコーヒーを飲みながらという時もあります。

  • 12:00 ランチ

    DMIのある銀座周辺で食べることが多いですね。馴染みのお店を利用しつつ、時には新規開拓にもトライしています。

  • 13:00 クライアントと打ち合わせ

    次の調査に向けて、「未来の変化」を捉える生活者の動向や市場予測に向けたテーマをクライアントとブレストします。このテーマ設定には、毎回頭を悩ませています。

  • 14:00 情報収集(店頭視察)

    打ち合わせやデスクワークの合間に有楽町の大型家電量販店を覗いたりします。やはり、生活者理解に向けたフィールドワークは、いつの時代も大切だと思っています。

  • 15:00 デスクワーク

    常に複数のプロジェクトが並走し、プロジェクトによって関与している関係者は多種多様。そうした社内外関係者とのやりとりや調整を集中して取り組みます。注意力散漫は大敵ですね。

  • 19:30 退社〜情報交換&懇親会

    業界内外問わず、人のネットワークは大切にしていて、そうした方々との情報交換&懇親会へ。ざっくばらんに話している時の方が、発見は多いかもしれません。

TEAM DMI メンバー