ビジョンを知る DMIのビジョン、リサーチの魅力などを
経営トップが語ります。


株式会社 電通マクロミルインサイト
代表取締役社長
眞鍋 尚行

事業会社にて、顧客データベースを活用した大規模データ解析ならびに戦略立案に従事。 その後、金融系シンクタンクにて、経営/マーケティング戦略のコンサルティング業務を経て、2010年1月に株式会社電通に入社。 電通入社後は、データドリブンなマス×デジタルの統合マーケティングを推進し、様々なクライアントに対してソリューションを提供。2022年から株式会社電通マクロミルインサイト取締役を経て、2023年より現職。

CHAPTER_1

電通マクロミルインサイトの強みや特徴

まずは、電通マクロミルインサイト(以下、DMI)について教えてください。

  • DMIはとてもユニークな会社で、電通とマクロミルとのJV(ジョイントベンチャー)です。1967年に電通から独立した『電通リサーチ』を起源として、電通の戦略をマーケティングリサーチの領域で支援してきました。
    2014年には、オンラインリサーチのリーディングカンパニーである『マクロミル』とタッグを組み、『電通マクロミルインサイト』という形で新たなスタートを切りました。

    つまりDMIには、両社の事業資産を最大限に活かせる強みがあります。
    電通のパートナーとして培ったビジネス開発、マーケティング戦略、ブランド育成のノウハウを活かして、あらゆる分野のプロジェクトに伴走します。そして私たちの提言の根拠は、マクロミルが保有する約3,600万人のリサーチパネルによって生み出される、豊富なデータ資産とテクノロジーが基盤になっています。この2つの強みをかけ合わせることで、“生活者をまるごと理解する”ことができるのです。これは調査会社の中でも、DMIだけが持っている特徴ですね。

DMIのマーケティングリサーチの特徴とは?

  • 私たちは、単に生活者をリサーチしてデータを集めるだけではありません。人の生活の上にすべてのビジネスはありますから、企業が新しい価値を創出するためには、生活者のインサイトが必要です。
    インサイトとは「その人自身も気づいていない真実に対し、行動の変化を促す新たな気づきを与えるもの」。私たちは優れたインサイトの提供に向けて、日々生み出される多彩なデータをキュレーションし、世の中を観察し、生活者の声に耳を傾け、深くデータを読み解く。そうした生活者のインサイトを起点として、クライアントのビジネスに貢献していくという姿勢が特徴です。

    その役割は、新型コロナウイルスの流行によって再確認されました。緊急事態宣言の直後は、新しいキャンペーンやCMの制作ができず、関連するリサーチが発生しなかったために、売上が一時的に落ち込みました。しかし、秋には前年を上回る数字に回復しています。
    これは、「コロナ禍による価値観や生活様式の大きな変化を、いち早く把握したい」という企業のニーズに、当社の生活者探究の知見が応えることができたからです。
    今後も、変化のサイクルが加速する中で、DMIが社会に果たす役割はますます重要になっていきます。

CHAPTER_2

マーケティングリサーチの面白さや醍醐味

マーケティングリサーチという領域を選んだきっかけとは?

  • 私は理系の大学生だったのですが、就職した事業会社でたまたま上司から「顧客分析をやってみたらどうか?」と言われ、学生時代に分析をした経験もあり、やってみようと思ったことがきっかけでした。そこでデータを活かすことが次の一手や問題の改善に繋がることを知って、大規模なデータベース解析や戦略分析までを担うようになり、「新しく知る」ことの可能性に気付かされました。

マーケティングリサーチの面白さや醍醐味とは?

  • クライアントは日々、仕事において次にどの選択をするべきか悩んでいます。そこにあるモヤモヤをクリアにして、仕事をネクストステップに導くことがリサーチの役割です。DMIの仕事の価値や醍醐味は、クライアントの次の選択に対し「確信」を提供し、そしてそこに“辿り着くまでの高揚感や楽しさ、その選択から“何か良いことが始まる予感と期待感”で満ちた「ワクワク」をもたらすことにあります。

    また、私はその進化に、面白さも感じています。昔は郵送調査がメインだったので、頑張っても100人程度しか聞けませんでした。それが今やインターネットで、100万人以上のパネルに短時間でリサーチできる。テレビ視聴ログを活用すると、より事実ベースでのCMのキャンペーン認知や購入意向まで調査できる。私自身も、新たなリサーチ手法を探ったりDMP(Data Management Platform)のソリューション開発にも携わるなど、AIも含めて、すごいスピードで進化しているマーケティングリサーチのスキルや技術に注目しています。
    この進化によって社会や生活者の志向の解像度は上がり、事業創造、社会価値の創造、未来創造のためのマーケティングリサーチへとニーズはどんどん高まっています。
    そういったテクノロジーも含めて進化・成長している業界で自分が仕事をしているということにワクワクしますね。

CHAPTER_3

電通マクロミルインサイトのビジョン

これからのDMIはどう進化していきますか?

  • 私は、DMIをマーケティングリサーチの最先端で仕事ができる唯一無二の会社にしていきたいと思っています。というのも、電通グループでは、広告やマーケティング領域を越えた広い領域で企業課題を解決する「Integrated Growth Partner」という目標を掲げていて、そこには企業成長に伴走し、日本や社会の成長に貢献していくという意味もあります。DMIは、この大きな目標に一緒に伴走していける唯一のリサーチ会社ですから、電通グループが仕掛けていく新たな挑戦の最前線で伴走できるように進化させていきたい。
    トップカンパニーで作られたジョイントベンチャーとしての優位性を最大限に活かし、テクノロジーの導入や新しいリサーチ手法といった、最先端を常に提供することで、DMIをどんどん変革させていきたいと思っています。

    また、より働いていて幸せな会社にしていくことも目標です。社員自身が「仕事を通じて社会に貢献できている」実感を持って力を発揮できるのは幸せなことだと思いますし、それを支援したいです。長く働きたいと思ってくれる社員で満たされ、一人ひとりが力を最大限に発揮できる場を用意する。それこそが、結果として会社が社会に提供する価値の最大化と持続性に繋がると思っています。

CHAPTER_4

応募者へのメッセージ

どういう人と働いていきたいですか?

  • まず、知的探求心が強い人ですね。研修環境を充実させていますので、新卒時点では特定のスキルは重視しません。しかし、クライアントの疑問に対して「なぜ?」を探究するのが私たちの役目ですから、知ることが好きで、探究に飽きないということはとても重要です。
    また、チームワークへの向き合い方も大切です。DMIには様々な仕事がありますが、どの仕事においても誰かとチームを組んで動くことになります。相手の立場に立ち、何を求められているのかを推し量り、どうすれば仕事をよりスムーズに進められるかを考えたうえで、行動できる人と働きたいですね。
    そして、チャレンジ精神を持つ人です。クライアントの成し遂げたい想いに応えるためには、リサーチ手法を問わず、まだ行ったことがないアプローチに挑戦を続けていく必要があります。
    そのチャレンジが失敗したからといって、それを会社が責めることはないですし、失敗することもあれば成功もします。でも、まず一歩踏み出すその精神がないと何も起こらないので、チャレンジ精神を持った人と仕事がしたいですし、チャレンジができる環境を与えていく会社にしたいと思っています。

最後に応募者へのメッセージをお願いします!

  • 電通グループとのパートナーシップによって、メディア広告、新商品開発、スポーツ・コンテンツ事業、事業創生、地方創生など、皆さんに身近な仕事から社会的規模の大きな仕事まで、リサーチ領域を通じて携わることができるのは当社の大きな魅力です。
    また、電通だけでなく、その先のクライアントがいるところも特徴で、1つの仕事に2つクライアントがいるわけですから、プロジェクトを通して成長できる機会はすごく多いと思います。

    就職活動では、「自分がこの先、社会でどういった価値を提供して生きていきたいか?」ということが大事です。それはこれからの人生の様々なイベントで変わっていくものかもしれませんが、「今どう思うか?」ということを気楽に、でも真剣に考えてみてください。
    それを実現する環境として、当社が適していると思っていただけるならぜひ、DMIという無限の可能性を持ったフィールドで挑戦してほしいですね。