リサーチャー/
マネジャー

数々のデータから
ストーリーを紡ぎ出し、
生活者と企業の架け橋に。
2008年 入社

PROFILE

就職活動で初めてマーケティングリサーチ業界の存在を知る。様々な企業や業種に触れられることから、好奇心旺盛な自分にとって、飽きることのない仕事だという想いで入社を決意。

入社1年目
エクセルやパワーポイントの使用経験はほぼゼロからのスタート。リサーチャーとして、一通りの調査手法を経験し、数字がストーリーになっていくプロセスに面白さを感じる。

入社6年目
担当クライアントを持ち、プロジェクトの提案から報告会までを手がける。クライアントからの信頼獲得が原動力となって実績を積み上げ、全社MVPを受賞。

入社10年目
妊娠、出産。そして1年後に復帰。長く働き続けるための働き方を意識するようになる。そのためにも、休日は仕事を忘れて子どもとの時間を楽しみ、仕事の質と効率のバランスを図ることを大切にしている。

現在の仕事

新卒で入社して以来、リサーチャーとして経験を積み、約10年が経ちました。リサーチャーとは、企業が抱えるマーケティング課題に対して、どのような調査を行うべきか、どのような回答形式で、その結果をどう分析するのか、それらの道筋を描き、推進していく仕事です。リサーチ結果が商品やサービスの改良・改善に活用されることはもちろん、身近なヒット商品の企画開発の材料、また経営判断の意思決定の材料になることもあります。

私が担当してきたクライアントは自動車、飲料、製薬、通信など業種を問わず、調査目的も商品開発から広告効果測定まで幅広く手がけてきました。そこでの私の役割は、リサーチを行い、ただデータを出すだけの存在ではありません。データを読み解き、クライアントの課題により深く踏み込んだストーリーを描くことが求められます。だからこそ、クライアントのパートナーとして顧客課題に並走して応えていく必要のある仕事だと思っています。

特にDMIが扱うリサーチ結果の多くは、「生活者の声」が目に見える数字となります。この声を伝えるため、数字から導き出されたストーリーを、クライアントの経営層に対してプレゼンを行うことも多くあります。生活者のニーズと、企業が持つ資産(商品・サービス、技術開発力など)が上手く重なり合う部分を見つけ出し、“生活者と企業の架け橋になる”ことに、この仕事のやりがいを強く感じます。

印象に残っているプロジェクトは?

「生活者と企業の架け橋になりたい」という入社時の思いが、カタチとなって実現したプロジェクトがあります。それは、大手飲料メーカーのキャンペーンで、ロングセラー商品のブランドコピーを刷新するという一大プロジェクト。そのコンセプトづくりから調査に携わりました。

メーカーからの要望は、「競合との差別化になる、製法や原料の機能特徴が伝わるようなブランドコピーにしたい」ということ。しかし、幾度となく説明を受けても、製造技術やその機能特徴が専門的であるがゆえに、その魅力がなかなか伝わってきませんでした。それならばと、1つでも多くのヒントを得るべく、生産工場へも赴きました。正直、リサーチ担当者がここまで深く入り込めることはなかなか無いのですが、そうした機会を与えてもらえるのもDMIならではのこと。開発の経緯や製造の工夫やこだわりを見て、聞いて、メーカーの皆様と一丸となって、より深い調査企画を打ち立てていきました。そして、その調査データから導いたインサイトが施策に反映され、新たなブランドコピーが世に発信されたのです。

この案件のように、DMIでは、商品や施策の“種”のようなアイディア段階から案件に携わることもできます。自分が携わった商品や広告を街中で目にすると、調査時の苦労を思い出すと共に、「あの時に私が報告した調査結果がこうやって活用されたんだ!」とちょっとだけ誇らしい気持ちになりますね。

DMIの強みとは?

強みは様々浮かびますが、私にとっては「人」が大きな強みだと思います。DMIには、新商品開発から国家規模のビッグプロジェクトまで、幅広い挑戦の場があります。こうした場で一緒に仕事をする「人」は、様々な専門性を持ち合わせている方ばかり。時に鋭い意見や指摘をもらいながらも、新鮮な気付きを得ることで、私自身も大きく成長できました。「また一緒に仕事がしたい」と思える人が社内外の身近なところにいるのは大きな魅力。そんな人に恵まれている会社だと実感しています。

現在、私は一児の母で、時短勤務。それも、周りの「人」の理解があってこそだと思っています。そして、私の目標は地味ではありますが、「無理なく仕事と子育てを両立させていくこと」。実は、数年前に、社内でMVP賞をいただいたことがありました。当時は、どれだけ時間が掛かろうとも、目の前の仕事に全身全霊を注ぎ、クライアントに満足してもらうことだけを考えて走り続けました。その成果を社内外で認めてもらっての表彰だったのですが、その後、結婚・出産というライフイベントを経て、当時と同じ働き方で成果を出すことは難しいと気付き、自分自身の価値発揮の仕方を変えました。今では、周囲の「人」によるサポートもあり、子育てをする今でも「リサーチャーは自分の天職だ」と自信を持って言うことができます。

次に続く後輩にも、仕事を通してたくさんの喜びを感じ、その気持ちを感じながら長く仕事を続けて欲しい。そのためにも、子育ても、家庭も、仕事も、無理なく両立している姿を見せるのが私の義務でもあり、今の私にとって一番の目標ですね。

1日の流れ

  • 8:30 出発

    パパが保育園に送りに行くのですが、私も一緒に出ないとグズってしまうので、一緒に出るのが日課です。

  • 9:30 出社

    時短勤務なので、昨日退社後のメール対応から一日の業務がスタート。くまなく目を通し、返信すると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

  • 10:30 調査票、レポート作成

    子どもが小さいので、急に病気になることも常に想定。そのため、パツパツに工程を組まず、取捨選択や早めの対応が習慣となりました。

  • 12:30 ランチ

    時間との戦いなので、ランチもあまり時間をかけられません。出社の時は、ササっと社内で済ませることが多いです!

  • 13:30 社内ミーティング

    クライアントにも時短勤務であることを伝え、理解していただいているので、早目の時間に設定しています。

  • 16:30 退社

    時短勤務中のため、16時半に退社し、子どもを保育園にお迎えに。気兼ねなく帰れる雰囲気ですし、仕事を調整すれば有給休暇も問題なく取得できます。

TEAM DMI で活躍するメンバーの声