リサーチディレクター

リサーチ品質の要となり
生活や暮らしに
新しい価値を提供
2020年入社

PROFILE

前職について
新卒入社した会社は全く異なる業種で、転職活動中に初めてリサーチ業界を知った。数字のイメージが強いのかと思いきや、自分が今後強めたい発想力や伝える力が大切になることを知って興味が深まった。決め手の1つは“人”への向き合い方。応募者が会社をどう思うかより、この人はどういう人で、どういう興味があって…と、自分を丁寧に知ろうとしてくれた姿勢に心を動かされた。また、コロナ禍になりたてで他社がオンライン対応できない中、DMIだけが最終面接まで全てオンライン。そうした社会の変化への適応力・対応力も決め手になった。

入社1年目~現在
リサーチディレクターという職種で選考を受けていたので、明確に仕事のイメージがついた状態からスタート。約半年の研修・OJT期間を経て、最初の1年はメンターのサポートを受けながら業務を経験し、その後はどんどん難易度の高い案件にトライしながら成長を続けている。

現在の仕事

リサーチ業務はとても細かいため、知らない方だと想像がつきにくい仕事かもしれません。それを私なりにお伝えすると、リサーチ業務は大きく分けて「フロント部門」と「ミドル部門」があります。「フロント部門」はクライアントとやりとりをするリサーチャーがいる、いわゆる営業と調査企画を行う部署。「ミドル部門」は、リサーチャーが受注・企画した案件を納品できる状態にしていく部署。私の所属するリサーチオペレーション部は、後者にあたる部署で、主にインターネットリサーチの運用を担当しています。

私の仕事であるリサーチディレクターには、クライアントの事業戦略だったり、さまざまな商品・サービスの立案や判断に関わる重要なデータを集める役割があります。具体的には、アンケート画面の作成、ターゲットへ配信、データの回収・納品までの業務を一手に行いながら、クライアントや社内のリサーチャーと連携し、高品質なデータを収集するための中心的な存在になります。

月20件前後のリサーチに携わる中で、調査ターゲットの絞り込みが難しい案件や規模の大きな調査など、かなり難易度の高い案件も任されるようになり、とても専門性が高く、確動性も求められる仕事ではありますが、日々成長を実感できています。そして、クライアントが新商品や新たなビジネスといった、“未来”を創るうえでの根拠を提供する仕事でもあります。

淡々と調査作業を行うだけだと思われがちな仕事でもあるのですが、クライアントとともに未来への想像を膨らませながら、リサーチを通して未来の創造に関われる、そうしたやりがいと自身の成長が私のモチベーションになっています。

今まで心に残った仕事上の
エピソードとは?

入社直後の早い段階で、リサーチディレクターの存在意義を実感できたことが印象的で、自分にとってプラスになっていると思います。

私はコロナ禍に入社したため、入社当時から全社的に、働き方が在宅勤務へとシフトしていました。こうして社会全体で働き方や生活習慣がガラっと変わったからこそ、企業側も変化に敏感に反応して、コロナ禍は特にリサーチの需要が高まりました。例えば、消費材・食品・医薬品などのメーカーをはじめ、テーマパーク系からの調査依頼もありました。他にも「トレンド調査」と呼ばれる、特定の商品・サービスについて調査するのではなく、世の中がどういうトレンド・雰囲気なのかをつかみたいという調査も多かったですね。

コロナウイルスに関する調査は非常にデリケートで専門用語や条件も多くなるため、慎重に確認するという作業が必要でした。また、コロナ禍の状況も刻一刻と変化していて、緊急事態宣言が出るのか、ワクチン接種がいつ始まるのか、夕方何時に記者会見で発表されそうか…など、アンケート配信当日まで不確定な状況が多くありました。そうなると、「こういう発表があったので、ここを変えてください」といった変更が配信直前まで発生して、夕方にアンケートを配信するはずが確認に時間がかかり、配信時間を再度組み直したりと、焦りの中で振り回される状況が何度もあって、部署の方にはいろいろな場面で助けていただきました。

そこで気付かされたのが、どんな状況でも質の高いデータを提供するという強い責任感でした。正直、皆さんの仕事が早くて、「もっと仕事を“こなす”にはどうすればいいのか…」という発想が入社当時の私にはありました。クライアントからの修正も、言われたことをそのまま修正すれば早くて簡単ですが、そうしたことで聞きたいこととズレてきてしまっていないか、ということを指摘されたこともありました。そのため、修正する内容が事実として合っているのかの確認であったり、アンケートを見て矛盾や違和感がないかなどのチェックを何度も行うのです。

そして、その時に何気なく言われた「『本当にこれで良いのか?』と確認する最終関門になるのが私たちの仕事だ」という先輩の言葉が印象的で、まさにリサーチディレクターの存在意義となるこの言葉が胸に響きました。以来、DMIには“こなす”仕事は1つもないのだということを痛感し、この仕事に必要なコミュニケーション力、理解力、見抜く力などをどう高めていけるのか、より“考える”仕事へと思考は変わりました。

DMIの強みとは?

DMIは、世の中のニーズに合わせて、リサーチ手法やデジタル導入などをスピーディに取り入れたり、必要とあれば臨機応変に組織やルールを変えたりと、柔軟で挑戦していこうという風土があるところは1つの強みだと思います。また、リサーチに対して真面目に着実に品質を担保していくという私の部署やその仕事も、DMIの信頼の要として大きな強みだと思っています。

そして、今までを振り返って私自身が実感するのは、「厳しさ」と「優しさ」があるところ。そこが強みだと感じます。厳しさに関して言うと、仕事は一人にしっかり任されるからこそ「今、これを乗り越えなきゃいけない」という場面にはきちんと向き合わせてくれます。その瞬間は辛くても、それは必要な辛さだったなと思えますね。優しさで言うと、進める上での悩みや相談には親身になってもらえるし、乗り越えられるようにフォローもしてもらっていました。いわゆるスパルタではなく、温かい目で見守ってくれている感じ。私の部署だけでなく、会社全体で見ても、人をきちんと育てよう、成長させようとしてくれている雰囲気があることを感じます。

もう1つ私にとっての大きな魅力が「働き方」です。初めての在宅勤務も最初は不安がありましたが、面倒見の良い風土やサポートの手厚さに助けられていますし、働く現場では新卒と経験者の区別や差別もなく、「厳しさ」と「優しさ」の中で成長できる環境があります。今もほぼ在宅勤務で、出社は私の場合、週に1回程度になることが多いです。裁量も任されているので、業務の進め方やペース配分もコントロールできるのが嬉しいポイントです。土日はもちろん、平日も予定が立てやすく、学生時代からやっているダンスを変わらずに続けることができています。休日もDMIのダンスサークルでダンス好きが集まることもあり、他部署の方とも趣味で交流することができるので、プライベートの時間も充実しています。

DMIの仕事は、リサーチを通じて生活や暮らしに新しい価値を提供し、社会に貢献できる会社です。そういう仕事に出会えたからこそ、まずはリサーチディレクターとしての自分の強みを確立して、多くの案件を経験したい。その延長線上に、もっと一人ひとりが笑顔になる未来があると考えています。

1日の流れ

  • 9:30 起床

    働き方は在宅勤務がメイン。通勤時間がないので、しっかり睡眠時間をとっています(笑)。着替えて、朝ご飯は必ず食べて、10時にはパソコンに向かいます。

  • 10:00 在宅勤務で業務開始

    チャットで「これから始めます」と出勤報告をして、チャットやメールに届いている連絡・依頼事項をチェック。その内容で、どの案件のどの作業をするのか優先順位を決めて、パズルのようにタスクを当てはめて1日のスケジュールを決めます。

  • 10:30 各案件の作業

    朝必ず行うのが、配信した調査案件のデータがどの程度集まっているかの進捗確認。案件は少なくても5案件以上動かしているので、依頼のあった修正を進めたり、画面を入力する作業が入ったり、画面の精査作業をしたり、新規案件の内容を確認したり…、そうした案件の作業をお昼までにギュッとやります。

  • 13:30 ランチは和食派

    一人で外食も買い食いもしないタイプなのでほぼ自炊です(笑)。ランチは和食派でご飯とお味噌汁はマスト。おかずは夕食を多めに作り置きしたものや、お魚を焼いて食べています。料理だけでなく掃除・洗濯などの家事もこの休憩時間を利用したり、在宅勤務だからこそ時間を有効活用できています。

  • 14:30 WEBアンケート配信作業

    午後からは配信作業で忙しくなります。複数案件を同時並行で担当しており、各案件の配信日に合わせながら動きます。配信直前に修正連絡が入って、クライアントに確認していただいて、了承をいただいたら配信設定をして…、という感じで、毎日バタバタで緊張感があります。

  • 19:00 ダンスが好き!

    高校からずっと続けているのがダンス!今も週2回、ストリートダンスのレッスンに通って1時間みっちり体を動かしています。DMIのダンスサークルにも所属していて、休日はメンバーとコピーダンスをしたり…。趣味で楽しめる仲間が同じ会社にいるって嬉しいですね。

TEAM DMI で活躍するメンバーの声