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電通のコミュニケーションノウハウ

未来ファインダー100活用法―ワクワクする未来で、企業の価値創造を支援(後編)

マーケティングリサーチの電通マクロミルインサイト TOP 電通マクロミルインサイトの強み 未来ファインダー100活用法―ワクワクする未来で、企業の価値創造を支援(後編)

前編:未来事業創研の「背景・目的」、「特徴」、「プロセスについてはこちら」



事例 潜在的欲求を引き出すワークショップ

- 実際のワークショップ事例や、印象的だったクライアント様の反応を教えて下さい

今までのワークショップ事例
  1. Case1:エンタメ会社に対するビジョン策定支援
    経営層の方と一緒に未来の余暇を考え、可能性を可視化し、企業のビジョンへと落とし込む。

  2. Case2:製造メーカーに対する未来の事業創造支援
    細かい機能改善にいきがちな製品開発に対し、つくりたい未来とそれを実現する製品アイデアについて検討し、技術ロードマップを策定。

  3. Case3:研究所のビジョン策定支援
    職員自身がつくりたいくらしを考え、その提供価値から、研究所として目指す姿を描く。ビジョンと行動指針を表現開発。

吉田Case1では、業界の閉塞感に対して、既存の余暇に捉われずどんな余暇を生み出せるか、新しい可能性が可視化されたと評価頂きました
Case2では、いつもの技術からのシーズ発想では思いつかない製品アイデアが色々と生まれました。最終的なロードマップでも、技術的には今は難しいかもしれないが、それよりも社員の方が“絶対つくりたい”という意思を反映した製品アイデアが残されて、喜ばれていました。今までは実現性に焦点をあてがちでしたが、可能性を検討したい、と。みんなができるかもしれないと思い始めている思考の変容が見てとれるところに効果を感じています。

工藤:潜在的に皆さんワクワクすること、面白いことを考えたい欲求はお持ちですよね。
私はCase3が印象的で、ワークショップ参加者だけではなく、職員の方全員につくりたい暮らしの姿を考えて頂く機会を広げ、関係人口広く行えたのが良かったです。ビジョン開発系はどうしても実際に参加してつくりあげた人と、発表されて受け取る人とに、距離ができてしまう。参加者の方が最後まで熱量高く、活発に前向きに議論されていたのも印象的です。

未来事業創研のワークショップ全般的に言えることですが、参加者の熱量が他のワークショップより高いと思います。「これまじでやりたい」と盛り上がっている光景を見ると嬉しくなります。
自分が望む未来を思い描いて、それを仲間と討議してより良いものになる。一緒に描いた望む未来を仲間と創っていく、仕事はそのための仕事なんだ、と仕事に意義が生まれることに、価値があると思います。



株式会社電通マクロミルインサイト 工藤 陽子

ツール 未来へのチャンスが見つかる「未来ファインダー100」

- 今回リリースされた未来ファインダー100について教えてください。

未来ファインダー100

「電通 未来ファインダー100」は、未来の社会実態につながる兆しや情報を集め、国内電通グループ各社の知見により、8カテゴリー・100テーマ別に、より良い未来を構想するためのヒントをまとめた情報ツールです。
表面と裏面で構成されており、表面には、2040年の未来を考えるのに必要な定量データ(公開済みの信頼できる外部情報をもとにした市場規模予測など)と、その情報を踏まえた、2040年の「状態」や「社会課題」などの予測を記載。
裏面には、2040年の未来を人・社会・事業それぞれの視点で、現在起きている具体的な兆しの事例、2040年の未来で起こり得ること、そこにどのような機会が存在するのかを記載。
本ツールを活用したワークショップ、コンサルティングサービスを通じて、顧客企業の担当者を、2040年という中長期の未来の社会にいざない、短期的な発想に縛られることなく未来事業を構想することが可能となります。
詳細はこちらもご覧ください

電通 未来ファインダー100
(テーマ一覧)
電通 未来ファインダー100
(表面)
電通 未来ファインダー100
(裏面)

吉田:2040年の未来に思考を飛ばすための情報を未来事業創研メンバーが編集したツールです。表面は外部データによる未来予測のポイントと未来事業創研が考える見通し、裏面はあるべき未来を考えるための「未来チャンス」を記載しています。単なる未来予測ではなく、「こんな面白い人たちが出てきそう」「こんな新しい社会が生まれそう」と、視点を広げる、発想をかきたてる刺激材になっています。未来を知るだけでなく、「こんなことがあるかも」が見つかるツールです。
工藤さんの担当カードも、結構ユニークですよね。

工藤: 実際にワークショップで考えている方のアウトプットを見ているので勘所はあります。ワクワクのあるポジティブな機会の発想に広がりそうな起点づくりを心掛けました。

展望 企業、世代を超えて「作りたい未来は自分たちで作れる」をすべての人へ

- これからの展望を教えてください。

吉田:「今は問題ないが、5年後10年後どうしたら良いか」という課題をお持ちの企業様は多いかと思います。 

バタフライ効果ってありますよね。方向性を未来に向けてほんのちょっとだけずらすことで、時間が経つごとにそのずらした幅が拡がっていく現象です。

できるだけ早く、少しでもいい方向にずらしていくことを支援することが私たちの存在価値です。
突拍子もない未来をつくるというより、今の戦略ベクトルを1度、いや2度、できれば3度ずらす、そのためには現状のリソースに加えて、この要素を加えていきましょうと。良い未来に向けて、ほんの少しで良いので、良い方向にずらした道筋が複数作られるようにしていきたいです。
今はイラストなどで未来のくらしや、商品アイデアなどをビジュアライズすることが多いですが、未来事業創研は色々なグループ会社があるので、今後はアウトプット、商品やサービスづくりまで携わってきたいと思っています。

工藤:私はバックキャストアプローチでアウトプットを出して世の中を良くしていくのはもちろん、人材育成目的での活用も有効と思っています。つくりたい未来を描くことは、自分の仕事を「より良い未来に向かうためのもの」にし、“自らやりたい”内発的な動機づけでモチベートする力があります。スキルセットとしてのシナリオプランニングや未来思考実践もありますが、単純に「モチベーションづくりやマインドセット」プログラムにも有効です。
そうすれば、製品やサービスというアウトプットと、つくり手自らのポジティビティで、未来の人とくらしは、もっとより良い方向にむかうと思っています。



株式会社電通マクロミルインサイト 工藤 陽子 / 株式会社電通 吉田 健太郎様

 

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