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マーケティングリサーチコラム

マーケティングリサーチの電通マクロミルインサイト TOP マーケティングリサーチコラム ヨハネスブルグの街を行き交うのは?~グローバルリサーチャーが見た変化 Vol.11~

ヨハネスブルグの街を行き交うのは?~グローバルリサーチャーが見た変化 Vol.11~

2025.09.02
グローバル

現地でのトレンドや消費者のリアルについて、グローバルリサーチ(海外調査)を担当するグローバルリサーチャーによるトレンドレポート第11弾は、南アフリカ・ヨハネスブルグの自動車や交通事情についてです。

過去のグローバルリサーチャーコラム記事はこちらからご覧いただけます。

ヨハネスブルグ、2年間の街の変化

2023年以来、久しぶりにヨハネスブルグを訪れました。

前回の滞在時は、国の財政難によって発電所の修理が進まず、深刻な電力不足に直面していたのを鮮明に覚えています。街中の信号はほとんど稼働しておらず、交通はカオスに陥っていました。
ホテルでも非常電源への切り替えが頻発し、そのたびに数分間Wi-Fiが使えなくなるという状況でした。あのときは「国家が崩壊するとしたら、こんな感じなのか?」と感じてしまうほどでした。

▼2年前は電力不足により街中の信号が点灯していないため交通が大混乱

そして2年ぶりに訪れた今回。まず街中の信号が正常に点灯していたことに安堵しました。
政府が財政方針を転換し、発電所の修理が進んだ結果、電力供給が安定しつつあるのだと聞きました。

▼2年ぶりの2025年、信号が点灯しており一安心

街中は中国メーカーの自動車だらけ

さらに街を歩いて目に留まったのは、見覚えのない車種が数多く走っていたことです。
新しいブランドやモデルが次々と流入しているのか、以前とは異なる景色が広がっていました。

現地の人に聞いてみると、現在南アフリカに進出している自動車メーカー・ブランドは主に以下の通りです。

JAECOO、 OMODA(奇瑞汽車)、 CHERY(奇瑞汽車)、 GWM(長城汽車)、HAVAL(哈弗)、BAIC(北京汽車集団)、CHANGAN(長安汽車)、JAC GROUP(江汽集团)、PROTON、MG(上海汽車)、DENZA(騰勢)、DONGFENG MOTOR CORPORATION(東風汽車集団)、GEELY(浙江吉利控股集団)

現地の人いわく、同じサイズの欧州車SUVと比較して価格は半額位とのことで、金額を理由に中国メーカーの自動車を選択する人が増えているとのことでした。

▼街中でよく見かけた「JAECOO」や「OMODA」などの中国車メーカー・ブランド

また、その中でも特にOMODAとJAECOOのディーラーは、高級車ブランドであるロールスロイス、アストンマーチン、マクラーレンと同じく、「メルローズアーチ」に出店しています。 
メルローズ・アーチは、ヨハネスブルグにある高級複合エリアで、オフィス・高級ホテル・ショッピング・レストラン街が集まった流行発信地といえる街区です。中国自動車の勢いがより感じられます。

メルローズアーチの自動車ディーラーの様子

南アフリカは、Uberよりも〇〇

他にも南アフリカを訪れて気が付いたのは、配車サービスの違い。

配車サービスと言えば、UberやGrabが世界的にメジャーですが、アフリカや中東地域を中心に、格安配車としてBoltがサービス展開しています。
実際に今回南アフリカで見かけましたが本当にコンパクトな車体でした。

特徴としては次のようなものがあります。

・料金が安い
・コンパクトだけど3人乗れる
・インド製のBajaj Quteを使っている(大型車のサービスももちろんあり) ※1   
・燃費がいい(100km/3ℓ)

ただし、スピードは出ない(時速30kmくらい)ため、現地のドライバーはBoltの後ろを走らないように気を付けているとのこと。

Boltは他にも、フードの配送、キックボードレンタル、カーシェアリングなど幅広くサービスを展開しています。※2

次回訪問した際には、南アフリカの交通事情も大きく変わっているのかもしれません。

※1:https://www.bajajsouthafrica.co.za/qute/
※2:https://bolt.eu/en-za/


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マルチカントリーでの実施や新興国での調査など、多数の実績があります。

執筆者|牧田 哲也

2013年電通マクロミルインサイト入社。 グローバル調査部門を立ち上げ、グローバル推進部長を経て現在はグローバルインサイトスペシャリストとして従事。

25年以上の海外調査の経験を持ち、渡航国数は50か国を超える。


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