現地でのトレンドや消費者のリアルについて、グローバルリサーチ(海外調査)を担当するグローバルリサーチャーによるトレンドレポート第12弾は、コロンビア・ボゴダの自動車や交通事情についてです。
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世界で3番目の標高の首都・ボゴダ
ホームビジット調査のために、コロンビアの首都Bogota(ボゴダ)に出張してきました。
ボゴダは、アンデス山脈の盆地、標高2640メートルに位置しており、ボリビアの首都・ラパスとエクアドルの首都・キトに次いで世界で3番目に標高の高い首都です。
人口は約770万人で、都市圏人口まで広げると1,000万人を超えるメガシティであり、世界最高地の大都市といえます。
高山病予防薬を服用して出張に挑んだものの、空気が薄くかなり体に負担がかかり、3分歩くだけで動機が激しくなり、夜も1時間ごとに目が覚めてしまうという、過酷な環境でした。
ボゴタには図書館や大学が多いことから、文化の中心という意味で「南米のアテネ」というニックネームもついているそうです。街並みもきれいで、おしゃれなお店も多数見られました。
▼おしゃれなお店も多く、洗練された街並み
The rise of Chinese brands
前回の出張コラムでは、南アフリカ・ヨハネスブルグでの中国車の台頭についてお伝えしましたが、コロンビアにおいても中国ブランドの勢いは感じられました。
特にBYDは街中でも多く見かけました。ディーラーも見栄えがする造りです。
▼ボゴダのBYDディーラー
ボゴダはサイクリスト大国&愛犬大国
コロンビアではサイクリングはサッカーに次2番目の人気のスポーツだそうです。
自転車ロードレースでも多くの選手を輩出しています。
なぜ強いのかというと、やはり生まれついての高地トレーニングが可能な標高の高さと、サイクリストのために整備された環境が大きいといわれています。
▼街にはサイクリストがいっぱい
▼道の真ん中が自転車専用路線のため、日曜日などは歩行者天国ならぬ自転車天国に
ちなみに、コロンビアでは約7割の世帯が何らかのペットを飼っており、その約6割が犬とのこと。https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/matsuo/2022/01/choco-nena-shaggy.php
実際ボゴタの街を歩いてみると、たくさんの犬が散歩していました。
犬と一緒にショッピングモールで買い物をする光景も多く見かけました。
ただし、散歩は自分ではいかず、犬の散歩代行サービスを使う人が多いそうです。

今回はホームビジットで訪れたこともあり、街並みだけでなく現地の人々の暮らしをよりリアルに知れる機会でした。
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2013年電通マクロミルインサイト入社。 グローバル調査部門を立ち上げ、グローバル推進部長を経て現在はグローバルインサイトスペシャリストとして従事。
25年以上の海外調査の経験を持ち、渡航国数は50か国を超える。