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マーケティングリサーチコラム

マーケティングリサーチの電通マクロミルインサイト TOP マーケティングリサーチコラム アンケート結果を集計する方法|それぞれの特徴やポイントは?

アンケート結果を集計する方法|それぞれの特徴やポイントは?

2023.01.17
マーケティングリサーチ(全般)
アンケート結果を集計する方法|それぞれの特徴やポイントは?

商品・サービス開発やマーケティング施策の現状把握、改善などにアンケート調査は欠かせません。

定量調査と呼ばれるアンケート調査では、1人1人の回答をデータで得ることができます。
得られた回答データを集計することで、アンケート回答者全体でどのような回答がどの程度含まれているのか(回答者割合)を知ることができます。

また、アンケート集計においては、全体的な傾向を把握するだけでなく、仮説や分析視点に基づいたクロス集計など、工夫することで更に深い示唆を得られることができます。
とはいえ、アンケートで得られた回答データをどうやって集計したら良いかわからない、データ集計を何のツールでやればよいかわからないなどの悩みをお持ちの方も多いと思います。

そこで本記事では、アンケート調査の結果を最大に生かせるような集計方法について解説していきます。

本記事のおすすめ対象者
・マーケティングリサーチについて情報収集中のマーケティング部門、商品開発部門のご担当者
・アンケート結果の集計にお困りのご担当者

目次

主なアンケート結果の集計方法

アンケートから得られるローデータの集計方法は主に「単純集計」「クロス集計」「自由記述集計」の3点があります。

まずは単純集計で全体概況を把握し、次により細分化した属性を用いてクロス集計を行うのが一般的です。また、回答内容が、自由記述の場合は、回答形式が言葉か、数字かで集計方法も変わってきます。

それぞれの集計方法について解説していきます。

単純集計

単純集計は、アンケート集計において最も基本的な集計方法です。

アンケートの設問毎に回答結果を集計し、回答の人数、各選択肢の内訳の人数と割合を表示する手法です。下記のような表を単純集計表、GT表(Grand Total表)とも呼びます。

▼製品への満足度調査の単純集計(GT)表の例

 

Q:製品に対して、総合的にどのくらい満足していますか

1

大変満足

20%

2

満足

52%

3

どちらともいえない

19%

4

やや不満

6%

5

不満

3%

 

全体

100%

メリットは、単純集計表を見ることで回答全体の傾向をわかりやすく読み取ることができる点です。また、定期的にアンケート調査を行うことで、その傾向の変化を見ることもできます。

例えば、サービス利用の満足度変化を知りたい場合、毎月「顧客満足度」のアンケートを取ることで利用者の満足度の増減を時系列で把握することができます。

▼顧客満足度の時系列調査表

 

Q:サービスに対して、総合的にどのくらい満足していますか 

10月

11月

12月

% 

% 

% 

大変満足 

20%

18%

13%

満足 

52%

40%

35%

どちらともいえない 

19%

23%

30%

やや不満 

6%

15%

14%

不満 

3%

4%

8%

 

全体 

100%

100%

100%

デメリットは、回答結果の全体的な傾向しかわからないことです。

例えば、年代別では20代の満足度は変化がなく、40代の満足度が大きく低下している場合であっても、単純集計だけではこのような情報を見出すことはできません。
このように、単純集計だけで分析を進めて判断をすると、ミスリードにつながるおそれがあります。

例えば上記の表では、「大変満足」「満足」と回答している割合は減少していますが、地域や年代といった属性ごとの内訳や傾向を把握することはできません。

全体的な満足度は減少していても、特定の性・年代では上昇もしくは変化がない可能性もあります。
属性ごとの詳細な傾向を確認するために用いる集計が、次で紹介するクロス集計です。

クロス集計

2つ以上の質問項目の結果を掛け合わせて比較するのが、クロス集計です。

例えば先ほどの、満足度を年代別で掛け合わせた表が下記になります。
集計表の横側(左側)を「表側(ひょうそく)」、上側を「表頭(ひょうとう)」と呼びます。

もちろん年代以外にも、年齢や地域、職業といった様々な属性で掛け合わせることで、様々な視点から分析が可能です。

全体の傾向に対して、どのような項目で掛け合わせていくのか、が重要ですが、この視点のことを「分析軸」といいます。

例えば、下記表のように性年代を分析軸としてクロス集計すると、年代の上昇とともに、満足度は下降していることがわかります。

アンケート集計のサンプル

自由記述集計

アンケート調査のうち、自由回答にも集計方法があります。
自由回答は、文章や数字を自由に書いてもらうため、集計方法がイメージしにくいかもしれませんが、選択肢型の回答のように定量的な情報に変換することも可能です。
自由回答の集計は、回答形式が文章/単語か、数字かによって集計方法も変わります

自由記述回答が文章や単語の場合

回答の記述が「提供スピードが遅い」「接客態度が素晴らしかった」などの文章表記の場合、「アフターコーディング」と「テキストマイニング」の主に2つの方法があります。

アフターコーディング

自由記述で得られた定性的な情報(フリーアンサー)を定量化したい場合は、「アフターコーディング」という処理が一般的です。
「アフターコーディング」とは、自由記述を類似の回答をまとめてグループ化し、少数の選択肢に絞り込むことで、集計しやすくする方法です。

まとめるポイント・手順は大きく次の3点です。

回答内容をテーマ・分野別にまとめる

例えば顧客に満足度や要望を自由形式で聞いた場合、「サービス」「機能」「価格」「デザイン」など様々な視点で記述されます。同じようなテーマについてグループ化します。

類似した回答にまとめる

テーマの中でも、さらに類似した回答がある場合は、ひとつのグループにまとめます。

評価別にまとめる

類似した回答の中でも、ポジティブな評価、ネガティブな評価、中立的な評価などに分類します。

このように、様々な意見が書かれている自由記述をわかりやすくグループ化していくと、定性的な情報も件数で把握しやすくなります。

ポジティブな理由

 

 

 

 

 

店内設備

 

清潔で気持ちがいい

広くて使いやすい

接客

 

店員が明るい

いつも丁寧に接してくれる

立地

 

家から近い

駅からの道がわかりやすい

テキストマイニング

また、専用のソフトウェアやプログラムを用いた「テキストマイニング」という処理も用いられます。

テキストマイニングとは、様々な文章データから必要な情報を抽出する手法です。
「自然言語処理(NLPNatural Language Processing)」というコンピュータを使った解析手法により、文章を細かく文節で区切ることで単語ごとの出現頻度や、単語同士の関係性(係り受け)を把握することができます。

また、テキストマイニングによって得られたデータをクロス集計や、後述する様々な分析手法に活用させることができ、大量の文章から情報を抽出してデータ分析をするのに非常に向いている手法と言えます。 

テキストマイニングはコンピュータによる処理を用いるため、大量の文章データを解析することができますが、単語や文節の区切りやまとまり、特定の用語や表現、固有名詞などを適切に取り扱うためには知見のある人による作業も欠かせません。

テキストマイニングでは、自由記述回答の傾向や、属性や他の設問の解答とかけあわせたデータ分析ができます。
消費者やポテンシャルターゲット層の回答データを分析することでターゲットや目的にフォーカスした広告作りや、詳細な顧客ニーズの把握、商品開発のヒントの発見などにつなげることが出来ます。

テキストマイニング

自由記述回答が数字の場合

自由記述で得られた数値データを集計するには、次のような数値を算出することがあります。

平均値

平均値とは、回答結果の平均(全数値データを合計し、データ数で割ったもの)を指します。

中央値

中央値とは、回答結果の数値データを大きい(小さい)順に並べて、中央の位置にくる数値です。

最小値、最大値

最小値、最大値は、全ての数値データの中で最も小さい値、最も大きい値です。

数字の集計の場合、一般的には平均値を計算することが多いのですが、平均値は最小値が極端に小さい、もしくは最大値が極端に大きい場合は、偏った値が平均値として算出されてしまう場合があります。

アンケート結果を正しく読み解く場合には、それぞれの数値の特性を把握して、全体の傾向を掴むことが重要です。

アンケート集計の方法

これまで、アンケート集計における基本的な集計方法である単純集計・クロス集計・自由記述の集計について説明しました。
次にアンケート集計を行う手段について説明していきます。

アンケート集計の方法1:Excel(エクセル)を用いる

Excelを用いたアンケート集計のメリットとデメリット

アンケート集計を行うシンプルな手段として、Excelを用いた方法があります。
Excelをすでに他の業務で使用されているならば、導入にあたって費用はかかりません

また、集計表を自社にとって適切な形にカスタマイズができることもメリットとして挙げられます。Excelの関数や、ピボットテーブルなど、集計の際に便利な機能が備わっているため、Excelでグラフ化したり、データをそのまま活用できます。

デメリットとしてはアンケート用紙で回答してもらった場合などは、Excelへ回答を入力するデータ化の際に時間と手間がかかる点です。
もし手作業で膨大なデータをExcelへデータ入力した場合、時間と手間がかかる上、入力ミスを引き起こす可能性があるので、ミスがないかのチェックなどでさらに時間がかかります。

Excelを用いてアンケート集計を行う際のポイント

アンケートの回答を入力するシートと集計するシートを分ける

アンケート集計の手法としてExcelは便利ですが、集計結果を分かりやすく見せるにはいくつかポイントがあります。

アンケートの回答を入力するシートと、集計するシートは分けた方がわかりやくなります。

仮に同一のシートで作業した場合、「入力されたアンケートの回答」と「集計結果」が同じシートに混在することになり、集計結果の画面が見づらくなります。
また、それぞれのシートを分けることで、回答の入力と集計それぞれの管理が楽になります。

もし、複数の店舗で実施したアンケートの回答を入力する場合は、店舗ごとにExcelシートを分けて結果を入力し、関数を使って全店舗の集計結果を別シートに集計・グラフ化するなどの工夫も必要です。

データをシートごとに分けておけば、途中である店舗の回答に入力ミスが発覚した場合でも、どこの店舗のどのデータを修正すればよいか、などが探しやすくなります。
また、関数にて集計をしていれば、データ修正後、集計結果やグラフも修正後の結果が反映されますので、便利です。

集計結果がわかりやすいグラフを選択する

次に集計結果を分かりやすく可視化するために、適したグラフを選択する必要があります。

GT表やクロス表でも集計結果の傾向は分かりますが、結果をグラフの形に変えることで傾向がより分かりやすくなります。よく用いられるグラフとして次のような種類があります。

グラフの種類

円グラフ
回答ごとの全体のうちの割合を可視化するためのグラフです。単純集計の結果を表すのに適しています。円グラフ

帯グラフ
円グラフと同じく、全体回答のうちの回答別の比率や構成比を示すグラフです。回答結果の内訳の変化を時系列で可視化したり、男性/女性など属性別に表示を分ける場合に向いています。

帯グラフ    

折れ線グラフ
データの推移や伸長率などを表すのに適しています。

折れ線グラフ

棒グラフ
各回答数を比較するためのグラフです。複数回答(MA)の質問の集計を行う場合に使われます。

棒グラフ

ヒストグラム
連続した数値を横軸に取り、数値ごとの分布状況を可視化するグラフです。

ヒストグラム

散布図
2つの数値の関係を表すのに適しています。相関関係があるかどうかなど可視化しやすくなります。
散布図

アンケート集計の方法2:アンケート集計ソフトウェアを使う

Excel以外に、専用のアンケート集計ソフトウェアを使う方法があります。

アンケート集計ソフトウェアを使うと、関数などを用いる必要がなく、アイコン操作など、わかりやすい操作で集計を行うことができます。
作業時間の短縮や手作業によるミスを減らすことができます。

ソフトによっては細かい機能などは異なりますが、以下の機能は基本機能として備わっています。

アンケート回答の自動集計

「単純集計」や「クロス集計」、数値回答の集計として「平均」や「標準偏差」などの集計を自動的に行ってくれます。

グラフ作成

作成できるグラフの種類は多く、自由にどのグラフを使うか選べることが多いです。ツールによっては自由記述回答の結果も見やすく表示してくれます。

アンケート作成

ツールによってはアンケートの作成機能がついているものもあり、アンケートの作成→集計→グラフ作成まで一貫して行えます。

アンケート集計ソフトウェアの選び方

ツールの提供形態で選ぶ

アンケート集計ソフトウェアは市場に様々出ています。
一般的には、インストールして利用するソフトウェアが主流です。
最近は、アンケートの作成からデータの管理・集計まで行うことができるクラウドサービスもあります。

クラウドサービスとは、サービス提供企業のサーバー上にあるアプリケーションを、インターネットを介して利用する形態です。

このタイプは月額料金を支払って利用することが多いです。手軽に導入でき、一部機能であれば無料で使える場合もあります。

料金やプランによっては、集計を行う機能が制限されている場合があります。

クラウドサービスでは、セキュリティ面にも注意する必要がありますので、導入時には提供会社のセキュリティ対策についても確認しておきましょう。

搭載されている機能で選ぶ

アンケート集計ソフトウェアによって機能は様々です。
集計専用のソフトウェアだけでなく、グラフ作成や統計解析の機能がセットになったものなど、それぞれの特色があるので、自社の目的に応じたソフトウェアを選ぶようにしましょう。

多機能になるほど、ソフトウェアの価格も高くなりがちですので、備わっている機能を確認し、高い費用対効果を見込めるか考慮する必要があります。
自社の集計・分析に必要な機能が備わっているか、予算に見合っているかなど、ソフトウェアごとの特徴を把握してから選ぶ必要があります。

ツールは多機能になるほど料金が高額になる傾向があるので注意が必要です。
無料体験版があるツールもあるので、使い心地を試してみてから選ぶのもよいかもしれません。

アンケート集計の方法3:リサーチ会社に外部委託する

Excelや集計ソフトウェアなどを使用する方法を紹介してきましたが、やはり集計には専門的な知識や第三者の視点が必要になる場合があります。
効果的なマーケティング施策につながる調査の企画・実施、集計・分析には、専門性の高いリサーチ会社への外部委託がおすすめです。

リサーチ会社とは、弊社のようにクライアントのマーケティング戦略における課題を解決するためにアンケートやインタビュー調査など様々な手法を通して調査や分析を行う企業です。

調査テーマ例
・TVCMやネット広告の効果測定
・企業や商品の認知調査
・新商品開発のための消費者ニーズ調査

リサーチ会社がアンケート調査を行う際、クライアントの抱える課題やリサーチの目的を明らかにするために、クライアントのヒアリングから始めることが多いです。

課題や目的によって適する調査手法や内容が異なるので、有効なリサーチを行うための条件を精査することもリサーチ会社の重要な業務です。

精査する項目の例

・リサーチ手法:Webアンケート(インターネット調査)、会場調査、インタビュー調査、ホームユーステスト、郵送調査など
・調査の質問内容、設問数、回答形式など
・分析に必要な回答者数

リサーチ会社へ委託するメリット

調査を行う際にリサーチ会社へ委託することで、アンケートの実施にかかる一連の作業の手間を省くことができます。

リサーチのノウハウを持ったプロが効率的にアンケート作成~レポート出力までの作業を担ってくれるので、手早く正確的に調査・分析を実施することが出来ます。

また、より多くの回答者に対してアンケートの実施が可能です。
リサーチ会社はデータ収集のために、モニター(調査に協力してくれる調査対象者)や有効回答者を独自に抱えていることが多いので、調査を実施する際は比較的短期間で回答者を多く集めることができます。
規模の大きいアンケートが実施しやすいのも大きなメリットです。

リサーチ会社へ委託する際の注意点

アンケートを実施する際、リサーチ会社にアンケートを通して何を明らかにしたいのかを伝える必要があります。
目的によって適した調査手法や調査内で聴取する質問が異なるので、アンケート実施の意図が伝わらないと、望んだ結果が得られない場合があります。

また、リサーチ会社を選ぶ際に依頼したい内容に合った会社なのかを判断する必要があります。

リサーチ会社によって得意分野や業務内容が異なっているため、まずはリサーチ会社にアンケート調査や集計したい旨を相談するとよいでしょう。

アンケート調査なら実施から集計まで電通マクロミルインサイトにお任せください

アンケート調査は集計だけでなく、実施段階から、どのような仮説を設計し、どのような目的で誰に聞くのか、どういった手法で調査するのか、など検討するポイントが複数存在するため、自力での調査は難しい場合があります。
電通マクロミルインサイトには次のような強み、体制でアンケート調査・集計をサポートいたします。

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インターネットリサーチの場合は、QuickCrossという、専用オリジナル集計ソフトが標準納品物に含まれています。
お手元のパソコンにインストールしていただき、簡単な操作でクロス集計・グラフ出力を行うことが可能です。
また、Excelやテキスト形式の外部データの追加もできます。

アンケート集計にお悩みの方は、まずは電通マクロミルインサイトにお気軽にご相談・お問い合わせください。

お問い合わせ

執筆者|株式会社電通マクロミルインサイト 経営企画 マーケティングプロジェクト 編集チーム
ホームページコンテンツの企画、監修、執筆を担当。
マーケティングリサーチのセミナーや自主調査企画も実施。

監修|芦沢広直 株式会社電通マクロミルインサイト シニアリサーチスペシャリスト
旧:電通リサーチ(現:電通マクロミルインサイト)に入社後、マーケティングリサーチャーとしてメーカー・サービス会社・官公庁・媒体社のマーケティング戦略に関わる調査に従事。㈱マクロミルネットリサーチ総合研究所研究員を経て現職。消費者意識の変化、ニーズの発掘とブランド価値の設定、コミュニケーション戦略の検証プロジェクト実績多数。

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