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マーケティングリサーチコラム

アプリのアイコンデザインを作成する手順・コツを紹介

2024.05.16
UI/UXリサーチ

アプリのアイコンデザインは、アプリの「顔」ともいえる存在で、ユーザーとの最初の接点です。数多くのアイコンが並ぶアプリストアから見つけてもらうためには、ユーザーの目に留まりやすく、ブランドイメージに合うアイコンをデザインすることが非常に重要です。

ユーザーにアプリをダウンロードしてもらうには、どのようなアイコンを作成すればいいのでしょうか。アプリの特徴を捉えたデザインを作成するのはもちろんですが、大切なのはユーザーを深く理解することです。

そこでリサーチを実施して、アプリの対象ユーザーはどのような悩みを抱えていて、どのようなことに興味があるかを調べてみると良いでしょう。ユーザーが求めている機能や好みなどがわかるので、ユーザーニーズに沿ったアイコンをデザインしやすくなります。

この記事では、アプリのアイコンデザインが重要な理由、アイコンを作成する手順、デザインするときのコツ、参考にすべきガイドラインについて詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。

本記事のおすすめ対象者

・ユーザーの目に留まるアイコンを作成したいデザイナー
・アプリのユーザー獲得に課題を抱えているマーケター
・自社アプリのブランディングに力を入れたいプロダクトマネージャー

アプリにおけるアイコンデザインの重要性

アプリのアイコンは、ブランドのイメージを構築するうえでとても重要な要素です。アプリの第一印象は、アイコンのデザインによって決まるといっても過言ではありません。

一人のユーザーとして、自分のスマートフォンに新規でインストールするアプリを探す場面を想定してみましょう。

アプリストアで目的のキーワードを入力して検索すると、検索結果には、アプリのアイコン一覧が表示されます。その中から、アプリのタイトルやアイコンのデザインを見て、タップするかどうかを決めるのではないでしょうか。

例えば「家計簿」とアプリストアで検索すると、家計簿アプリがずらりと表示されます。アイコンの雰囲気が好みで、自分が求める機能があると端的にわかれば、ダウンロードしようという意欲を持てるでしょう。

また、アイコンのデザインは「ASO対策(アプリストア最適化)」に必要な要素のひとつです。ASO対策を適切に実施できれば、ユーザーに見つけてもらいやすくなります。

なお、アプリそのもののデザインについては以下の記事もお読みください。

アプリのアイコンを作成する手順

アプリのアイコンを作成する手順を、3つのステップに沿って見ていきましょう。

STEP1:対象ユーザーを理解する

アプリのアイコンを作成する際には、対象ユーザーの理解が重要です。これはアイコンデザインに限らず、アプリ自体の設計にも関わる要素です。

● アプリの対象ユーザーは、どのような悩みを抱えているか
● どのようなことに興味関心があるか

このようなポイントに深くフォーカスしてニーズを理解することで、アイコンをデザインしやすくなります。

対象ユーザーの情報を集めるためには、インタビューアンケートといった調査を実施するプロセスも必要です。アプリを設計する立場からユーザー像を想像しているばかりでは、本質的なニーズを正確に把握できないからです。

電通マクロミルインサイトでは、デザインリサーチのサービスを提供しています。アプリ開発に向けてユーザーの声を聞いて理解し、課題を発見して製品を改善するための調査を実施可能です。

アプリのアイコンデザインに関して「ユーザーのニーズに沿ったデザインを作成するには、どのように進めたらいいだろう?」といった悩みを抱えている企業も支援しています。詳しくは、以下の資料をぜひご覧ください。

電通マクロミルインサイトのデザインリサーチのサービス資料は、こちらからご覧ください。

STEP2:アプリの機能をデザインで表す

ユーザーに対する理解が深まったら、アプリの特徴やコンセプトをアイコンのデザインに落とし込みます。

例えば、家計簿アプリを例に考えてみましょう。対象ユーザーが「家計簿をつけるのは初めてで、複雑な機能は使いこなせそうにない」と悩んでいる場合を想定してみます。

この場合、アプリにはシンプルな機能だけを搭載し、「誰でも簡単に使えそう」と直感的に思えるアイコンデザインが望ましいでしょう。
「ブタの貯金箱」や「キャラクター」といった、誰にとっても身近で親しみやすい要素をアイコンデザインに採用するなどのアイデアが考えられます。

このステップで大切なことは、「複数のアイデアを出してみる」という点です。次項で説明するように、複数のアイデアをテストする必要があるからです。

STEP3:ABテストを実施する

アイコンのデザインをいくつか作成したら、ABテストを実施しましょう。

ABテストとは、複数のパターンを用意して、どちらがユーザーからより良い反応を得られるか検証する手法です。この検証結果に基づいて、採用するデザインを決めるとよいでしょう。

アプリでアイコンをデザインするときのコツ

アプリでアイコンをデザインするときのコツを紹介します。

シンプルなデザインにする

一目でどのようなアプリか伝わる、シンプルなデザインにしましょう。

スマートフォンからアイコンを見る場合、それほど大きいサイズにはならないため、情報を詰め込みすぎるとメッセージが伝わりにくくなってしまいます。

情報をできるだけそぎ落とし、アプリ名の頭文字を採用しているアイコンも多数見られます。例えばハンドメイドマーケットの「minne(ミンネ)」は、シンプルに「m」の文字をアイコンに用いています。

出典:App Store

ブランドイメージに合う色を選ぶ

ブランドイメージに適した色を使用することが重要です。

目立つ色を使うと、検索結果で出てきたときや、スマートフォンにインストールした後でも、アイコンがユーザーの目に留まりやすくなります。

例えば、PayPayのブランドカラーは「#FF0033」のレッドで、アプリのアイコンにも使用されています。

出典:App Store

ゲームアプリは世界観を表現する

機能やブランドを訴求するアプリでは、「シンプルさが重要」と述べました。

一方、ゲームアプリの場合には、世界観を表現することの方が大切です。理由は、ユーザーはゲームアプリに機能性を求めているのではなく、楽しさを求めているからです。

そのためゲームアプリのアイコンを作成する場合には、ユニークなアイコンでゲームの雰囲気を表現する必要があります。

出典:App Store

トレンドや季節感を取り入れる

トレンドや季節感を取り入れましょう。

トレンドを知るためには、ダウンロード数ランキング上位のアプリアイコンのデザインが、過去にどのようなアップデートを辿ってきたのか見てみると良いでしょう。

また、季節に合わせてデザインを変えることも、ユーザーの目を引くために有効です。例えばホテル予約アプリの「じゃらん」は、春のお花見シーズンに桜のアイコンなど、季節に合わせて変更されています。

出典:App Store

テキストは少なめに

アイコンのデザインに盛り込むテキストは、できる限り少なくしましょう。

スマートフォンで表示されるアイコンのサイズは小さいため、文字を詰めて書いたとしてもユーザーにとっては読みづらく、何を伝えたいかがわかりにくくなってしまいます。

テキストを入れたい場合には、読みやすさを重視し、最も目立たせたい要素に装飾を加えるなどの工夫が必要です。

例えば、2024年9月に20周年を迎える「Amebaブログ」のアイコンでは、テキストのうち「20」の部分に装飾を加えて、記念の年を迎えたことが目立つように工夫されています。

出典:App Store

ロゴの使用を検討する

ロゴをそのままアプリアイコンに使うことも、一つの方法です。

認知度が高いロゴであれば、アプリのアイコンにも使用した方がユーザーの目に留まりやすいでしょう。

例えばケンタッキー・フライド・チキンなど、全国展開しているチェーン店では、ロゴをそのままアプリアイコンに使用している事例が多く見られます。

出典:App Store

アプリのアイコンデザイン作成で参考にすべきガイドライン

アプリストアのガイドラインを必ずチェックしたうえで、デザインの作成を進めましょう。ここでは、App StoreとGoogle Playによるガイドラインのチェックポイントをご紹介します。

App Storeによるガイドライン

App Storeはデベロッパー向けサイトで、アプリアイコンの基本を紹介しています。概要は以下のとおりです。

● ベストプラクティスは、人々が理解・認識しやすいシンプルなアイコン
● 写真よりもグラフィカルなイメージが好まれる
● 余白を作らず正方形で作成
● ブランドイメージに沿ったデザイン
● テキストを含めるなら、ブランドにとって重要な要素だけに絞る

参考:App icons|Developer

Google Playによるガイドライン

Google Playも、デベロッパー向けサイトでアイコンデザインの仕様を紹介しています。概要を見てみましょう。

● アイコンの形状はアプリストア内で統一
● イラストを使用する場合は余白を使わない
● ユーザー評価やレビュー、プロモーション要素を記載しない
● 角に丸みを付けない
● ブランドにふさわしい色を選択
● 背景色は透明にしない

参考:Google Play アイコンのデザイン仕様|Developers

アプリ開発のためのデザインリサーチなら電通マクロミルインサイトへお任せください

本記事では、アプリアイコンをデザインするためのポイントを解説しました。

アイコンのデザインは、対象ユーザーから見て「自分のニーズを満たしてくれて、悩みを解決してくれるアプリだ」と端的にわかるよう工夫することが重要です。

わかりやすく目立つアイコンはアプリストア内でも、スマートフォン画面内でもユーザーの目に留まりやすくなり、利用促進を後押しします。

アプリアイコンのデザインに関して「どのように進めていけばよいかわからない」といったお悩みをお持ちでしたら、電通マクロミルインサイトへご相談ください。デザインリサーチを通して、課題解決を支援します。

アプリ開発のためのデザインリサーチにおける電通マクロミルインサイトの強み

● CX向上を実現するために、UI/UXの実装だけでなく、顧客・マーケットの理解からリリース後の改善まで、一気通貫でリサーチが可能
● デザインリサーチ、定量/定性調査、グローバルリサーチなど幅広い調査手法から最適なリサーチソリューションを提案
● 広告代理店「電通」とリサーチ企業「マクロミル」の強み・ノウハウを掛け合わせてサービスを提供
● 電通による数多くのマーケティングプロジェクトに参画した経験と、マクロミルが保有する豊富なデータとテクノロジーを活用できる

アプリ開発に関するお悩みをお持ちの企業様は、ぜひ一度、電通マクロミルインサイトまでご相談ください。 

電通マクロミルインサイトのUXリサーチのサービス資料は、こちらからご覧ください。

マーケティングのお悩み、リサーチのプロにご相談ください

編集者|伊賀正志 株式会社電通マクロミルインサイト スペシャリスト
外資系コンサルティング会社から株式会社マクロミルを経て現職。
数々の部門横断型プロジェクトを経験したのち、電通マクロミルインサイトにおいてUI/UXリサーチの新サービスを立ち上げ。
責任者として、様々な企業のUI/UX改善プロジェクトに参画。
監修|芦沢広直 株式会社電通マクロミルインサイト シニアリサーチスペシャリスト
旧:電通リサーチ(現:電通マクロミルインサイト)に入社後、マーケティングリサーチャーとしてメーカー・サービス会社・官公庁・媒体社のマーケティング戦略に関わる調査に従事。㈱マクロミルネットリサーチ総合研究所研究員を経て現職。消費者意識の変化、ニーズの発掘とブランド価値の設定、コミュニケーション戦略の検証プロジェクト実績多数。

 


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